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【東洋医学】接触鍼のすすめ

■2014/04/15 【東洋医学】接触鍼のすすめ
一般的に「鍼」と言えば、皮内へ刺入して神経痛等の除去に役立てるものを連想させますが、鍼の中には「刺さない」ものも存在します。目に見えない心身のエネルギーの発生場所は五臓に有ると東洋医学では診ています。

例として、発電所と送電線の例えに言うならば、心身には五つの発電所が有り、自然治癒力が低下しているにも関わらず、仕事等で頑張っている内に五つの発電所の中で、「肝」の発電所が過稼働になってくると、東洋医学で言う所の「肝虚症」に罹ります。結果として、皮膚は刺激に過敏になり、鍼治療で痛がる事になります。

その様な方へは、鍼は刺すのではなく皮膚に接触させるだけ、即ち「接触鍼」が効能を発揮します。皮膚内や筋内に刺入しないので、刺されると云う抵抗感は無く、しかも出血も全く伴わない為、安全に治療を受けられます。

では、「何故刺さない鍼なのに効くの?」というご質問が多い訳ですが、一般的に、痛みの有る箇所、即ち患部に刺激する事で、何らかの反応を加味する事で効くと思われがちですが、「刺激を与えるから効く」というのは、東洋医学に於いては通用しません。

鍼と一口で言っても様々な種類が有り(古代は九鍼)、取分け此処で触れている「接触鍼」にも「鍉鍼(ていしん)・円(員)鍼(いんしん、えんしん)・銀杏鍼・ローラー鍼」等が有ります。この内、「鍉鍼」と呼ばれるものは鍼尖が粟・黍にのっとり、粟粒状になって少し尖っており、皮膚に刺入する事なく四肢末端付近の経脈を按じて血気を補ったり、邪気を瀉したりします。皮膚から離して使う鍼もあります。

鍼は、気の出入の調整を行う道具だからです。

病の気というエネルギーの変調を正常にしていくのに最適だからです。

エネルギーの流れは必ずしも体内だけではなく体外にもあり、この気を対象とすれば、鍼は、必ずしも刺さなくてもよいのです。

よく鍼灸院で子供に小児鍼を使って皮膚上を転がしている光景を見掛けられますが、「疳虫」や「夜泣き」等で情緒が不安定な時期が有ります。

そこで、「小児鍼」と云われる接触鍼で体内に鍼を刺入しない方法を用い、経絡や経穴に接触・摩擦等の刺激を与え、自律神経等の崩れを改善していく方法があります。

勿論「小児鍼」と名が付いているので、子供にしか用いられないという考えも有りますが、成人でも鍼刺激に敏感であったり鍼の刺入に抵抗感が有ったりする場合も対象になります。



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